投資と投機の違い

皆様、「投資と投機」って何が違うのかご存じでしょうか。

自分は「投機」って何だろう?とずっと気になっていたので暇な時間に思い色々と情報を探してみました。

トレードの世界に足を半分踏み入れている者が「投機も知らんかったのか」って感じですが、、、良い機会なので「投資・投機」の意味や違い、自分の持った印象などを含めここにまとめてみようと思います。

投資と投機の違い

「違い」は何なのか

投下した資金からリターンを得ようという発想は同じようですが、どうやら

  • 投資からは付加価値が創造され、経済全体の発展に寄与できる」

  • 投機からは短期的な価格変動から利益を得るが、そこから付加価値は創造されない=社会や経済の役に立っていない」

というのが大きな違いのようですね。ネット上で発見した下記情報より、しっかりと違いを理解することができました。

投資というのは生産的な手段のためにお金を出し、それを何らかの形で運用してもらうことでその果実を受け取ると言うものになります。
株式投資で考えると、投資家は企業(経営者)に出資をします。企業はそのお金を使って事業を行い、その事業から得られた収益を配当や株価上昇(企業価値上昇)という形で還元します。このように、何らかの生産手段のためにお金を投じることが「投資」となります。投資というものは、それによって「付加価値」が創造されると言う点に注目することが出来ます。その結果、経済全体が発展することに寄与できるというのも投資の醍醐味の一つです。
投機における「機会=チャンス」というのは単純には短期的な値動きを指すのが一般的です。株や為替などにおける短期的な価格変動をチャンスとして捉えて取引をすることが投機となります。
一般にギャンブルやマネーゲームと呼ばれあまり「投機」と言う言葉が好印象をもたれることは少ないのが現状です。資金を投じることによって何らかの付加価値が創造されることはないからです。引用元:投資と投機の違いを理解する|Money Magazine

さらにそれぞれの「一般的な言葉の意味」もさんこうまでにまとめてみました。

一般的な「投資」の意味

投資(とうし、investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる。

どのような形態の投資も、不確実性(リスク)が伴う。一般に、投資による期待収益率が高い場合、不確実性も高まる。

引用元:投資 – Wikipedia

とうし【投資 investment】 将来得られるであろう収益を目的として,現在資金を支出することを投資という。
対象による分類]
投資は,その対象によって,物的投資と金融投資とに分けられる。物的投資には,主として非居住用建物,構築物,機械設備,装置,輸送運搬機器などの設備投資,製品,原材料への在庫投資および住宅投資がある。金融投資は,株式債権などの有価証券への投資である。これは,企業が物的投資を行う資金を融資する点で間接的に物的投資と結びついている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報引用元:投資(とうし)とは – コトバンク

投資

有価証券に「投資」をするという意味に於いて一般的な見解によると、利子配当などのインカムゲインの取得を目的とした資金や資本を投下する行為を言う。ただしこの概念はあくまでも抽象的なものであり、実際には「投機」との区別を明確にすることができないことが多い。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報引用元:投資(とうし)とは – コトバンク

 一般的な「投機」の意味

投機(とうき)とは、短期的な価格変動の目論見から、利ざやを得ようとする行為。もともとは仏教用語であり、師弟の心機が投合することを言う。投機を表す英語Speculationには、思索・推測の意味が含まれている。マネーゲーム(money game)の一種[1][2]とも言われ、ギャンブルに含まれる場合がある[3]。引用元:投機 – Wikipedia

とうき【投機 speculation】

狭義には,ある時点で購入した財(金融資産を含む)を,異時点間の価格変化から(その財の利用からではなく)利益を得ようとする目的で,他の時点で売却する行為のことをいう。たとえば,日本人が,為替レートの先行きを予想して,ドルを安いときに買って,ドル高になったときにそれを売却して円に換える場合,狭義の投機を行っていることになる。このような投機は純粋な投機と呼ばれることもある。しかし,一般に,価格が時とともに変化すると予想されているときには,人々は,多かれ少なかれ,その価格変化から利益を得ようとするものである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報引用元:投機(とうき)とは – コトバンク

投機 とうき speculation

ある「財」を価格の低いときに購入し,価格が上昇したところで売却して,その価格差から利益を得ようとする行為。為替レート,土地,証券類,貴金属,穀物,鉱産物など,価格の変動が大きく市場での売買が容易なものであれば投機の対象となる。企業が将来の利益のために設備や技術開発などに資金を投入する投資 investmentとは異なる。投機による実体経済とかけ離れた相場の変動は歴史上何度も繰返され,1920年代のアメリカで起った株価の急上昇と下落は世界大不況の引き金となった。日本でも 1980年代に大規模なバブル現象が生じた。このような事情から投機は社会的に好ましくないものという考え方が一般的であるが,M.フリードマンらによる擁護論もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報引用元:投機(とうき)とは – コトバンク

今の時代、金融における「投資と投機」に大きな違いはあるのか?

上記では確かに明確な違いがあることが分かったのですが、現代においてこの両者の間に「本当に違い」があるのかという事を感じます。

誰しもが将来のリターンを求め株を買ったり、外貨を買ったり、仮想通貨を買ったりするのだと思いますが「そこに経済や社会の発展に寄与することを意図している方」どれだけいるのだろうと、正直疑問に思うんですよね。

IPOやクラウドファンディングなら「投資」って感じがしますが、残りは全部「投機でしょ」と思うのですがどうなんでしょうか。長期トレードであろうが短期トレードであろうが結局関係無いとも思っています。

まとめ

という事で今回は「投資と投機」の違いについて勉強してみましたがいかがだったでしょうか。

一番の違いは「投下した資金から社会にとって付加価値が創造されるのが投資」、「投下した資金から付加価値が創造されないのが投機」というのはとても的を得ていると思いました。

自分が今足を踏み入れている短期トレードは「近い将来、今よりは価格が上がるだろう」と思い「買い」、「実際価格が上がったら売り飛ばし利ザヤを得るもの」です、、、誰かの役に、、、立っていないですね。

ただよく考えたら機関投資家って全員これに該当しますよね、、、「市場の弱者から金を巻き上げるのが本業です」って感じですよね。

自分は自分と家族がまずは幸せになり、それが達成できたら「”お金”というツールを使って社会にとっての付加価値を創造し社会に貢献する」ことをしようと思います。

投資の知識
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コメント

  1. imakokowoikiru より:

    「投資」はおっしゃる通りだと思います。
    「投機」は短期・長期と言った期間の違いではなく、「機会=タイミング」に着目している行動かと。
    なので、「投資」活動にも、「投機」的な見方をする場合があります。長期の株式投資でも、”タイミング”という「投機」的な見方は必ず必要ですので。

  2. imakokowoikiru より:

    ちょっと前に記事書きましたので、よろしければご覧ください。
    http://imakokowoikiru.hatenablog.com/entry/2018/10/21/060000

  3. shogun8 より:

    コメント頂きありがとうございます。
    投機=機会を伺いチャンスを掴むという説明にも納得しました。デイトレード、スイングトレードもまさに波乗りな気がしています。