最近はネットや本でひたすらトレードの勉強に時間を割く毎日ですが、偶然「成長曲線」というものを発見し自分自身とても勇気づけられたのでシェアさせて頂こうと思いました。
トレードを頑張っている方はもちろんビジネスやスポーツ、語学、職人の修行などで一定の成果を目指して頑張っている方にとって「成功曲線」の概念は自身を継続的に頑張らせるためのモチベーション維持に役立つと思います。
自分は前職で3年くらいかけてタイ語をビジネスレベルまで引き上げた経験がありますが、 歩んできた道のりはまさにこの「成長曲線」の通りでした。「何かを頑張っているけど本当に上手になるのか、成果出るのか」という不安に押しつぶされそうな方、この「成長曲線」の概念を知っていれば相当粘り強く頑張れるはずです。
「成功曲線」とは?
「成功曲線」ってご存知でしょうか。
下記のようなグラフです。
引用元:成長曲線の真実 https://note.mu/pleashare/n/n5edc37f5751e
ネット上に素晴らしいグラフがありましたので引用させて頂きました。
見たことがある方も多いかも知れませんね。
縦軸に「成長・結果・利益」と書いてありますね。横軸は何も書いていませんが一般的には「学習時間、練習時間 もしくは 学習量、練習量」で表せるはずです、、、が、自分は「学びの量」としたいと思います。(なぜ学びの量なのかの理由は後程述べます)
さて、このグラフの意味としては「語学なりスポーツなり、学校の勉強でも学習量・学習時間などに応じてスキルが上がり、成長し、結果や成果が出るようになるよ」というものですよね。
で、「人様に凄い!と言って貰えるレベルのスキル・それで生計が立てられるレベルのスキルはかなり遅れてやってくる」という所がこのグラフポイントだと思っています。
どんな事でも世の中の役に立てられるくらいのレベルまで引き上げようという志をもって取り組んだ場合、上記の赤い曲線の前半部分のように長くて、苦しくて、もどかしい超低空飛行の時代を感じるものだと思っています。
前職ではタイ語を駆使して現地社員にハッパをかける現地法人の社長(西洋人でタイ語が結構できる)にあこがれを持ち「あんな風になりたい!」と思いながらタイ語を勉強していましたが、、、最初の1年半くらいはまぁ上達しなかったモンです。
が、タイ歴6年を超えた今となってはタイ人のボケやおやじギャグが入る会話、タイ語のニュース(背景を知らない内容が多く5割くらいしか分からない)、プラユットさんの演説的なモノを除けば大抵理解できますし、商談、プレゼンなど仕事に関する会話に至っては95%以上理解でき、自らがタイ人のお客さんに商談をしたりタイ語で会議したりするレベルまでになっています。
ということでこの成功曲線の概念を知らず知らずのうちに実体験していたわけですけど「苦しくても惨めでもキチンと学びを重ねていけば、ちょっと時間は掛かるけどいずれ花開くので諦めたら勿体ない」という事が分かるかと思います。
何事も「明確なゴール」というのはないのかも知れませんが、一定のレベルに行く前に投げ捨てるのが勿体ないのは明らかです。
もしも「駆け出しの1年、2年(もっと長い場合もあるかもしれません)は上記のグラフのようにショボくて、苦しいのが当たり前」とあらかじめ分かっていれば成果が表れるまで・モノになるまで頑張れそうな気がしてきますよね。
「なぜ諦めるのか」を考える
上記では「短期間で諦めない事が大事」ということがなんとなくお分かり頂けた気がします。ただ、みんながみんな成果が出るまで頑張れるかというとそうではないのが現実です。むしろ「途中で諦める人(それ以上求めない人)」の方のが多いんじゃないかなという気がしています。
ということで、ここではどうして「途中で諦める・投げ出す・それ以上求めなくなる」のかについて少し考えてみようと思います。
諦める原因1:思い描いていたのよりもはるかに難しい・苦しいことへの心的ショック
誰かへの憧れ、興味で初めて見るものの「簡単に成果が出ない」、「人並にできない」、「理想とはだいぶ違う」、、、なんか難しいと思いサジを投げてしまうパターンです。
自分の場合、ギターやベースの練習がこれに当てはまります、、、弾き語りとかしてみたかったですが半年くらいで放棄しました(笑)。もはや男子中学生・高校生あるあるですよね。大した情熱もなく「簡単に・かっこよく」みたいなニワカ野郎だったので辞めておいて良かったんですよ、ホントに。
「成長曲線」の緩い右肩上がりに入る前にサジを投げたパターンだった、と思っています。
諦める原因2:満足感(飽き)
諦めるというか「勝手に辞めていく」に近いかも知れませんが、ある程度やって一定のレベルで去っていくパターンです。
自分の父親が丁度こんな感じでした。20年以上自営業をしていましたが、ある時ふとその仕事から手を引いちゃったんですね。職人系の仕事でかつては全国でNo.1になるくらいの実績を出していましたが、、、どんどん競合が強くなり、自分は趣味に力を入れ始め、、、廃れていく感じでした。
本人は70歳を超えた今でもその仕事の夢を見るようで本当は最後まで戦い切りたかったのかも知れませんが、お金には困らなくなり、趣味もあり、本業で何か壁に当たって中々突破できずフェードアウトしていった気がしています。
過去に実績を作り、現在は限界を感じて、それ以上を求めなくなってしまった一種の満足感のようなものではないかと思っています、、、「もういいかな、、、」的な感じです。本来ゴールなんてなかったはずなんですけどね。
逆に何も実績出ていないのに満足して飽きて辞めていくものも多いですよね。趣味のレースとか写真とか、、、自分の事ですけど。
諦める原因3:自分の中で限界(あと一歩かも知れないのに)
原因1、原因2と根本的には同じような気もしますが成果が出せるレベルまであと一歩のところでギブアップしてしまうパターンですね。
原因1、2との明確な違いは「自身が継続的に努力をしている自負があり」、「あこがれや明確な目標を持って前向きに進み続けていること」だと思います。だからこそ苦しくて、期待のレベルや成果が上がらない事にフラストレーションが溜まるような状況です。
で、ある時「もう限界、、、」といった感じでサジを投げてしまうんじゃないかと思っています。
自分の場合は「会社を辞めた時」がコレに当たると思っています。
4年も5年もタイの地で一人で頑張って来て、4年目から人も増やして貰ったりしましたが助かるどころか苦難がさらに増え、人事で新しい人に代わっても根本的に何も変わらず7年目を目前に「サジを投げる=辞表を差し出す」事になった訳です。
もう少ししたら状況が変わっていたかも知れませんが自分はそれを見る前に身を引いた訳です。
ということで諦める原因3つを挙げさえて頂きましたが、結局のところはそれが「好き」という気持ちや「絶対モノにする」という欲や情熱が無かった事とが根本的な原因であると感じています。
逆に「本当に好き」・「本当に成果が欲しい」なら苦しかろうが、バカにされようが、中々成果が出なくても勝手にやり続けてますからね。
自分の場合は語学のみ結構なレベル(自分でいうのもなんですが)に達するまで諦める事なく努力と学びを続けて来られたのは「話せるようになりたい・ならなきゃいけない」と強く思い、行動に移してきたからだと考えています。
勉強・練習に費やす時間・量より「気づき・学びの量」が重要
さて、やる気も情熱もあって勉強や練習に結構な時間を費やしている、、、けど何も起きない、成長の実感もないし、成果も出ないという方もいらっしゃるかも知れません。
ということで「とりあえず長いこと勉強・練習」していれば良いのかというとそういうモンでもないのでは?という自分の考えを付け加えたいと思います。
自分はトレードの勉強を始めて6カ月くらいになり未だに超・超低空飛行な自覚があります。が、ちょっとづつ成長の実感を噛みしめるようになってきました。
どんな風に成長の実感を噛みしめるかというと、ちょっとでも「気づき・学び」があるように失敗したことについてはは何が原因で、何が悪くてそうなったのか振り返り些細なことでも良いので「あーなるほどね」と思えるようにすることを心がけています。
ある適度の期間がないと何が学びなのか、どうやって気づいて・学べば良いのかも分からないと思いますが、結構長い時間やっているのに上達しないと感じる方はこういう点に今一度焦点を当ててみると、何か新しい発見があるかも知れませんね。
まとめ
今回は「成功曲線」というものを偶然を知り、これを分かった上でチャレンジすれば大抵の事は諦めずにそこそこ成果が出せるんじゃないかと思いシェアさせて頂きました。
もちろん「好き」とか「情熱」があることが前提なのは言うまでもありませんが、何かにチャレンジしようと思っている方への励ましになればと思います。
トレードは「やってりゃ成果が出る」なんて簡単なモノではありませんが、キチンと正しい方向に努力を続けたうえで苦しい期間をくぐり抜ければそれなりの成果が待っていると信じ頑張らないとな、と思っています。
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