トレード資金の大半を失うような「損切り」を実行するのは相当ダメージが大きいですよね。
自分はFXで2回資金を溶かしましたが、2回目に溶かした時は「トレードの考え方・やり方を根本的に変えよう、、、」と思うほどショックを受けたものです。
さて今回はトレードの勉強にと思って読んだ「ゾーン — 相場心理学入門」に書かれていた言葉を損切りが苦手なトレーダーさんに届けたくてこの記事を書いています。
その言葉というのは「損切りはトレードにおける経費のようなものだ」です。
自分はこの言葉が心にグサッと刺さり損切りへの意識が随分と変わりましたが、この記事を読まれているトレーダーさんも同じように感じ、今後のトレードが少しでも良い方向に向かえば良いなと思います。
FXでの損切りは必要経費と考える
今自分が読んでいるこの「ゾーン — 相場心理学入門」という本にはこのように書かれています、
損失は避けられないという信念を持たずにトレードしているなら大変である。
なぜなら損失はトレードの当然の結果であり、レストランオーナーが食料品の購入にかける費用と同じようなものだからだ
引用元:ゾーン — 相場心理学入門
そうか、と思いました。
「経費」と言われると、あって当然のもののように感じられますね。
あくまで「損切り」に対する「心構え」を述べたものであるはずですが「トレードをする中で負ける場面もあり損失も当然出てくるよという事」を分かりやすく教えてくれています。
例えば、商売をする上で「家賃・人件費・材料費などの経費」の発生は当たり前で、誰もその「経費」について精神的苦痛や絶望感、恐怖を感じないかと思います。(もちろん経費削減は考えます)
でも、これがトレードとなると「経費の発生」を受け入れられなくなってしまいます。
「あ、経費(含み損)が増える、、、けど待っていれば元に戻るかもしれない」と小さな経費の発生を受け入れるよりも、経費がゼロになる事を期待してしまう傾向が強くなります。
皆さんも経験があるのではないでしょうか。
商売ならば「赤字になる前=経費が利益を喰い潰してしまう前」に「経費削減=損切り」をしているはずなのにトレードだとなぜか「経費削減=損切りしない、できない、考えられない」。
これはやっぱりまずいと思います。
トレードという商売をするにあたり、損切りという経費は存在するのが当然。
まずはこのように考える事が大切だと思います。
「損切り(必要経費)を認めない先には破滅しかない」と考える
自分は「損切り(必要経費)を認めない先には破滅しかない」と考えています。
含み損が小さい時点で損切りを決断しなかったばかりにどんどんと含み損が増え、結局資金の7割を損切りした経験からこれは間違いないと思っています。
商売で給料を払わなかったら、、、家賃を滞納したら、、、取引先に仕入れ代を払わなかったら、、、訴えられ社会的信用を失うか・借金して支払うか・破産するか、とにかくおおきな代償を払うことになりますよね。
コツコツドカンで資金を何度も飛ばす方がいると思いますが、これこそ 「損切り(必要経費)を認めない先には破滅しかない」の典型だと考えています。
今一度「損切り」についての認識を見直し「損切りできるトレーダーを目指す」しか相場で長く生き残ることはできないと思っています。
まとめ
「損切りは苦痛や恐怖ではなく、単なる必要経費である」と考えただけで損切りができるようになるほどFXトレードは甘くありません。
それでも「今後、損切りは絶対にしよう」という意識が皆さんに根付くきっかけとなれば嬉しく思います。
「損切り無くして、FXでの勝ちはありえない」ですから頑張って損切り出来ない自分を克服していきましょう。
では。
トレードで勝てずに苦しんでいるかたは一度「ゾーン — 相場心理学入門」を手にしてみてください。各々のレベルごとに気づきがありトレーダーとして確実にレベルアップできる書籍だと思っています。
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