自分は2019年からタイでFXを始めましたが、当時は日本語の情報がほぼ無かったためタイ語と英語の情報を漁りながら、実際に口座を開設して入金手数料、両替手数料、スプレッドなどを比較したのを覚えています。
今回は自分がタイで口座開設したFX業者5社を徹底的に比較し、結局タイではどこのFX業者がおすすめなのかを簡潔にまとめて記録に残しておきます。
タイでFXを始める方々のお役に立てば何よりです。
会社信用度・通貨ペア・レバレッジの比較
EXNESS | XM | OCTAFX | JustForex | FXTM | |
会社設立日 | 2008年 | 2009年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 |
本部 | セイシェル 共和国 | ベリーズ | ロンドン (不明) | ベリーズ | キプロス |
金融 ライセンス | FSA「SD025」 | IFSC「000261/158」 | 不明 | 不明 | CIF「185/12」 |
バーツ建て トレード可否 | 〇 バーツで可能 | 〇 バーツで可能 | × ドル建て | 〇 バーツで可能 | × ドル建て |
トレード対象 | 為替・株式 株価指数 仮想通貨 貴金属 エネルギー | 為替・株式 株価指数 貴金属 エネルギー | 為替・株式 株価指数 貴金属 エネルギー | 為替・株式 株価指数 仮想通貨 貴金属 エネルギー | 為替・株式 株価指数 貴金属 エネルギー |
通貨ペア | 109通貨ペア | 55通貨ペア以上 | 32通貨ペア | 65通貨ペア | 57通貨ペア |
レバレッジ | 2~2000倍 | 1~888倍 | 1~500倍 | 1~3000倍 | 25~2000倍 |
知名度からしてもXMが一番歴史があるFX業者だと思っていましたが、EXNESSのが歴史が長かったんですね。
会社の信用度としては、会社の歴史も加味すると「1位 EXNESS、2位 XM、3位 FXTM」となるかも知れません。
OCTAFX、JustForexについては金融ライセンスが明記されていませんでした。少し疑問が残ります。
ただ英語のサイトを見ている限りOCTAFX、JustForexともに長年トレードをしている方もいらっしゃるようでした。
トレード条件(両替手数料、スプレッド、トレード手数料、ロスカットライン、ゼロカット)の比較
EXNESS | XM | OCTAFX | JustForex | FXTM | |
入出金時 の両替コスト | バーツ建て のため不要 | バーツ建て のため不要 | 往復 0.30% (バーツ⇔ドル) | バーツ建て のため不要 | 往復 1.45% (バーツ⇔ドル) |
バーツ入出金 手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
比較した口座 | Pro口座 | Ultra Low Spread 口座 | MT4口座 | Raw Spread口座 | Advantage口座 |
比較口座 の参考 スプレッド | USD/JPY 0.8~1.2 pips EUR/USD 0.6~1.1 pips GBP/USD 0.8~1.5 pips | USD/JPY 1.1~1.4 pip EUR/USD 0.8~1.2 pips GBP/USD 1.2~1.6 pips | USD/JPY 1.6~2.2 pips EUR/USD 1.2~1.5 pips GBP/USD 1.8~2.5 pips | USD/JPY 0.4~1.7 pips EUR/USD 0.1~0.4 pips GBP/USD 0.6~0.9 pips | USD/JPY 0.3~0.6 pips EUR/USD 0.2~0.5 pips GBP/USD 0.6~1.3 pips |
比較口座 のトレード 手数料 | トレード 手数料無し | トレード 手数料無し | トレード 手数料無し | トレード手数料 往復0.8pips | トレード手数料 往復0.6pips |
ロスカットライン (Stop out level) | 証拠金維持率 0% | 証拠金維持率20% | 証拠金維持率15% | 証拠金維持 20% | 証拠金維持率 50% |
ゼロカット有無 (Negative Balance Protection) | ゼロカット有 (追証なし) | ゼロカット有 (追証なし) | ゼロカット有 (追証なし) | ゼロカット有 (追証なし) | ゼロカット有 (追証なし) |
※比較口座は各社の「低スプレッド口座」を選択し比較しています。
トレードをするには「両替手数料+スプレッド+トレード手数料」が掛かりますが、自分の場合は両替手数料は掛けたくないという思いが強いためOCTAFXとFXTMは候補から外れます。
バーツで「入金→トレード→出金」が出来て、両替手数料が不要なのはEXNESS、XM、JustForexの3社です。
この3社で「スプレッド+トレード手数料」を比較するとEXNESSが一番安く、2番目にXM、3番目にJustForexとなります。
ロスカットライン(強制決済ライン)はEXNESSが証拠金維持率0%ですので、いざという時に5社の中では一番最後まで耐えられますね。
証拠金維持率50%のFXTMですが、ハイレバトレードする場合は注意が必要です。指標などで値動きが激しい時はあっという間に強制ロスカットになります、、、耐えればいける自信があってもにシステムが勝手に損切りしてしまうのでハイレバトレードには向きません。
一方、ゼロカットは5社共通して採用しているため、どの会社で大きく失敗しても借金を負うことはなさそうです。
5社の総評と各社のおすすめ度
EXNESS | XM | OCTAFX | JustForex | FXTM | |
総評 | 1)トレードにかかるコストが安い 2)会社の規模が非常に大きく安心 3)ロスカットラインが証拠金維持率0% | 1)会社の規模が非常に大きく安心 2)トレードコストも許容範囲(Ultra Low Spread口座に限る) | 1) 両替手数料がかかりスプレッドが高い 2)特筆する良い点が無い | 1)トレード手数料が掛かるが、MT4に表示されず知らなければ気づかない 2)特筆する良い点が無い | 1)トレード手数料が掛かるが、MT4に表示されず知らなければ気づかない 2)入出金の度に資金が1.45%減るのはかなりのロス 3)証拠金維持率50%でロスカットは使いにくい |
おすすめ度 | 100% | 80% | 10% | 20% | 5% |
「会社の信用度、トレードにかかるコスト」という切り口だけで見ても、
1番目の選択肢はEXNESS、 2番目にXM、他の3社は使用メリット無しのため選択肢に入らない
という判断が出来るとかと思います。
まとめ
以上、タイで開設できる5社のFX口座をできるだけ客観的に比較してみましたがいかがだったでしょうか。
タイでFXを始めてから約2年半が経過しましたが、自分は
- 会社の信用度
- トレードコスト( 両替手数料、スプレッド、トレード手数料)
- ロスカットラインの深さ (盲点になりがち)
の3つを基準にしてFX業者と口座を選ぶようになりました。
どれだけたくさんボーナスがついても出金出来なかったり、トレードする度にコストがかさめば結局自分の手元にお金が残らないと考えているからです。
それとロスカットラインの深さも絶対に見ておくべきです。
証拠金維持率50%でロスカットなんかでは少額ハイレバトレードは本当に難しいです。ロスカットされて初めて気がつく盲点と言えるかもしれません。
これからタイでFXを始める方、また良いFX口座を探している方の参考になればと思います。
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