タイの仮想通貨取引所3社を比較!Bitkub、Satangpro、Upbitの違い, Binanceとの比較も!

今回はタイで仮想通貨を始めようと思っている方向けに「タイの仮想通通貨取引所3社」の比較を行ってみました。

タイの仮想通貨取引所としてはBitkubが最大手ですが、他の仮想通貨取引所と比較して何が違うのか、また参考までに世界基準の仮想通貨取引所と比較してどのような差があるのか比べてみました。

比較して分かったことは

  • ある程度知名度があるコイン購入が主な目的ならばBitkub一択で問題なし
  • 大きく稼げるアルトコインを開拓したい、売買以外にもステーキングなどで稼ぎたいならばバイナンスをはじめとする海外取引所の口座も持つべき

という事です。

これからタイで仮想通貨投資を始める方はぜひ参考にしてみて下さい。

「取引高、取り扱い通貨数、サービス内容」比較

   
会社設立年2017年2018年2019年2021年
一日の取引高
(2021年8月時点)
$26,618,826,234
(約2兆9000億円)
$202,984,836
(約221億円)
$2,441,117
(約2.6億円)
不明
取引高の
世界ランク
(2021年8月時点)
1位67位214位不明
※3
トラストスコア
※1
10 / 109 / 104 / 10不明
銀行から
入金可能な
法定通貨
ユーロ
オーストラリアドル
香港ドル
ルーブル
など11通貨
バーツバーツバーツ
入金手数料無料無料無料無料
取り扱い
仮想通貨数
323通貨46通貨38通貨53通貨
ステーキング
※2
有り無し無し無し
信用取引有り無し無し無し
日本語
サポート
ウェブサイト・アプリ
日本語へ変換可
無し無し無し
※1 トラストスコア : CoinGeckoによって算出された各取引所の取引高の信憑性を示した数値。
※2ステーキング : 特定の通貨を長期保有口座に預ける事で報酬を得るシステム。
※3 母体となる韓国のUpbit社は世界3位の取引高を誇る超大手の取引所。
ここにまとめた情報は各社の公式ウェブサイトおよびCoinGeckoより抜粋したものとなります。

このように各社を比較してみるとタイの仮想通貨取引所の位置づけが明確になりますね。

一番気になったのは「タイ国内の仮想通貨取引所ではステーキングや信用取引がない」という事です。

上記サービスを受けるにはバイナンスのようなグローバルな取引所での口座開設が必須となります

また取り扱い通貨数が圧倒的に違うため、将来何百倍にも伸びるコインを探すなら海外の大手取引所が有利だと感じました

タイ国内だけで見るとBitkubの取引高やトラストスコアの良さが目立つ一方で、Satang proの規模の小ささとトラストスコアの低さが気になります。

Upbit Thailandは開設されて間もないためか情報が見つかりませんでしたが、母体のUpbit(韓国)は世界3位の取引高を誇る超大手企業という事もあり、取引所の運営などにおける信頼性は高そうです。

タイ国内でけで見ると取引所の信頼性が高いBitkubをメインにするのが良いかも知れません。

一方テーキング・信用取引でしっかり稼ぎたい方、新コインを発掘して一気に稼ぎたい方はバイナンスビッサムグローバルなど超大手の取引所の口座も合わせて開設するのが良いと思います。

「売買手数料」比較

   
バーツ建て
トレード手数料
片道0.25% 片道0.25% 片道0.15%
BTC建て
トレード手数料
片道0.10% 片道0.25% 片道0.25% 片道0.25%
USDT建て
トレード手数料
片道0.10% 片道0.25% 片道0.25% 片道0.25%
ここにまとめた情報は各社の公式ウェブサイトおよびCoinGeckoより抜粋したものとなります。

各取引所の売買手数料を比較してみるとタイ国内の取引所は基本的に「片道0.25%」です。

唯一Upbitのみが「バーツ建て」の売買に限り「片道0.15%」の手数料としています。

自分は普段バイナンスを使っているためか売買手数料「片道0.25%」はとても高く感じます。

海外の大手取引所は軒並み「片道0.10%」なのにタイの取引所はな倍以上もするのかと疑問ではあります。

なのでトレード頻度が多い方は海外の大手取引所がおすすめだと思います。「手数料の安さ、流動性、信用取引の有無」の面から見ても海外の大手取引所が絶対に有利です。

「通貨別 出金手数料と対応ネットワーク」比較

   
バーツ
出金手数料
(2021年8月時点)
20バーツ
(出金~10万B)


75バーツ
(出金10万~50万B)


200バーツ
(出金50万~200万B)


※K-bankには
一律20バーツ
一律18バーツ一律15バーツ
USDT
出金手数料
(2021年8月時点)
ERC20 15USDT
($15)

TRC20 1USDT

($1)

BEP2 1USDT

($1)

BEP20 0.8USDT

($0.8)
ERC20 15USDT
($15)

OMNI 28USDT

($28)

BEP20 0.8USDT
($0.8)
ERC20 15USDT
($15)

TRC20 1USDT

($1)

BEP20 0.8USDT

($0.8)
ERC20 3USDT
($3)
BTC
出金手数料
(2021年8月時点)
ERC20 0.00051BTC
($23)

BTC 0.00057BTC

($25)

BEP2 0.000004BTC

($0.2)

BEP20 0.000004BTC

($0.2)
0.00062BTC
($28)
BTC
0.00057BTC
($25)

BEP20

0.000004BTC
($0.2)
0.0005BTC
($22)
ETH
出金手数料
(2021年8月時点)
ERC20 0.00035ETH
($11)

BEP2 0.000056ETH ($0.2)


BEP20 0.000056ETH

($0.2)
0.0035 ETH
($11)
ERC20 0.00035ETH
($11))

BEP20 0.000056ETH

($0.2)
0.0018 ETH
($6)
XRP
出金手数料
(2021年8月時点)
XRP 0.25XRP
($0.2)

BEP2 0.21XRP ($0.2)


BEP20 0.21XRP

($0.2)
0.25 XRR
($0.2)
0.25 XRR
($0.2)
1XRR
($0.8)
ここにまとめた情報は各社のウェブサイトおよびCoinGeckoより抜粋したものとなります。

仮想通貨取引所を見る際に大事なのは「出金手数料と対応ネットワークの多さ」だと思っています。

というのも「仮想通貨の出金手数料」って結構バカにならないくらい高いものだからです。

ビットコイン(BTC)の出金手数料なんかどの取引所から出金しても「平均$25(約2,700円)/回」です。(※バイナンスチェーンBEP2/BEP20を使用しない場合)

ステーブルコインのテザー(USDT)などはドルの代替通貨として広く使用されていますが、出金時に選択するネットワーク次第で出金手数料が「$1~$28/回」とかなり違ってきます。

頻繁に資金を移動する方はしっかりと見ておくべきポイントだと思います。

まとめ

これまでのポイントをまとめてみると下記の通りになります。

  • イ国内ではBitkubが最も信頼できる取引所で、使い勝手も最も良い
  • 知名度があるコインの売買だけであればBitkub一択で良い
  • 大化けするコインを開拓する、ステーキング、信用取引を利用するならバイナンスなどの海外取引所が必須
  • タイの取引所は売買手数料は海外大手と比較すると2倍以上高い
  • タイの取引所の出金手数料は平均的、しかしネットワークの種類が少なく割高になりがち
  • Bitkubからバイナンスなどの大手に資金を送るなど、タイと海外の取引所の併用が利に適っていると思われる

おそらくですが仮想通貨を実際に売買するうちに、タイ国内では「信頼性」という観点から最大手のBitkubを選択し、そこからバイナンスなど超大手取引所へアクセスする、といった使い方に自然になってくるかと思います。

CoinGeckoというサイトで世界中の仮想通貨取引所の規模や取り扱い通貨数などが確認できます。もっと色々な可能性を探りたい方は参考に見てみると良いかと思います。

—以下、今回比較した仮想通貨取引所へのリンクです—

\世界最大の取引所 Binance ウェブサイト/

\タイ最大の取引所 Bitkub ウェブサイト/

\タイ国内の取引所 Satangpro ウェブサイト/

\タイ国内の取引所 Satangpro ウェブサイト/

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