タイ株トレードをしている「いち外国人」として、ふと「タイ株の外国人の投資比率」ってどれくらいなんだろうと気になりました。日本の株式市場だと大体30%くらいが外国人投資家によるものだと言われていますよね。
ではタイは?ということで調べてみました。
無料で使えるタイのウェブサイトsettradeにで簡単に調べられました。残念ながら過去の外国人投資比率については見ることはできませんでしたが、2019年の情報については確認可能でした。
正直自分は外国人投資比率を知る意義は何なんだろうと思っていましたが、ググりながら勉強してみると「外国人投資比率」を知る意義としてこういうものもあるんだな、と腑に落ちた点もありましたのでシェアしようと思います。
タイ株について色々知りたい方のお役に立てれば幸いです。
タイ株 外国人の投資比率(2019年版)
今回の「タイ株の外国人の投資比率」ですが、タイのウェブサイトsettrade内の情報となります。なのでまずはsettradeのウェブサイトを訪問しましょう。もちろん、登録不要、無料で見られる情報なので安心してください。(詳しい情報への行き方は下の項で述べていきます)
まずは「タイ株の外国人の投資比率」がどんなものかを見てみましょう。
シンプルで見やすいですね。ちょっと中身を詳しく見てみましょう。
3つ表がありますが、それぞれ上から
- デイリーリポート(当日の数値)
- マンスリーレポート(当月中、その日までの累計数値)
- イヤリーレポート(当年中、その日までの累計数値)
となっています。
2019年が始まってまだ25日しか経っていませんのでとりあえずイヤリーレポートを見てみると、
- Local Institutions (現地機関) 買い13.62%、売り12.78%
- ProprietaryTrading(私設取引) 買い11.86%、売り11.86%
- Foreign Invenstors(外国人投資家) 買い39.70%、売り39.15%
- Local Indivisuals (現地個人) 買い34.82%、売り35.97%
タイにおける外国人の投資割合は39%、、、4割。日本の3割よりは多いですね。
タイのローカルマネーは6割、外国人が持ち込んだマネーが4割という事でしょうか。
以前SBITOで口座開設した際、担当の方からお聞きしましたがSBITO内の外国人口座数は10%にも満たないとのことでしたので、(タイ株市場全体が同じ傾向かは分かりませんが)それを考えると外国人投資家一人当たりの投資額は大きいという事なのかも知れません。
「 settrade」内での「外国人の投資比率」の見方
この情報への興味が少し増した所で、どのようにこの情報にたどり着けるのかをご説明したいと思います。
1. まずは「settrade」という言葉をネットで検索します
2. 検索の一番上に「settrade」が出てくるはずなのでクリック
3. 下記のようなページに来るはずです。
4. 画面左上の「Market Data」にカーソルを合わせると、プルダウンが出てきますのでプルダウン内の「Market Data」をクリック。さらにプルダウンが出てきて「Investor Types」というのが出てきますのでそれをクリック。下記の図のような感じです。
5.「Investor Types」をクリックしたら、下記のような画面に飛んでくるはずです。
ここで最初にご紹介したデイリー、マンスリー、イヤリーのタイプ別投資比率が確認できます。
※ちなみにサイトがタイ語表示になっていたら、右上のイギリス国旗をクリックしてください。英語表記に切り替わります。
タイ株の外国人投資比率を知る意義とは
正直上記の数値だけ見ても「へぇ」って感じで終わってしまいますよね。
なのでそもそも何でこんな情報があるんだろうかと気になり調べてみました。
ググってみると「日本の株の場合」の話ですが「外国人投資家の動向を見ることで相場の流れを読もう」という風に利用できるらしいです。(参照元:外国人投資家の売買動向の見極め方)
というのも外国人投資家の特徴として、
- 外国人投資家はまとまった資金を一度に動かす
- また外国人は判断のスピードが早く、売買スピードも早い
- そのため悪いニュースがあるとすぐ「売り」に走る
らしく、それゆえに
- 外国人の投資比率が高いと株価の変化のスピードが速い
らしいです。
なるほど、この辺まで分かると外国人の投資比率を知ることに意味が出てきた感じです。
タイ株市場に置き換えて考えてみると、
- タイ株市場は外国人投資比率が4割と決して低くない
- タイから世界に配信されるような悪いニュースが出たら株価が一気に落ちる可能性も秘めている事を示唆する
- 外国勢の「売り」が多い時は要注意?
- 銘柄別に外国人株保有率が分かれば、それをモニターし動向を掴める
という風に置き換えられるわけでもありますよね。
少ししか調べていませんが結構おもしろいですよね。自分も興味が湧いてきました。
過去のタイ株市場の外国人投資比率、銘柄別に外国人投資比率が調べられないかもうちょっと情報を探してみようと思います。
まとめ
今回は「タイ株市場における外国人の投資比率」、「それを知る意義」、「この情報の調べ方」について情報をシェアさせて頂きました。
何となく気になった情報ですが「そもそも何でこんな情報があるんだろう」という所も調べてみると面白く、勉強になるものですね。
日本における外国人投資家の意思決断が早くというのはイメージ付きやすいですよね。アメリカ人、中国人は日本にたくさん投資してそうですし意思決定は超絶早そうです。
今回は正直自分の勉強にもなったな、と思っています。次は自分のトレードにどうやって活かせるかを検討ですね。
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