なぜ株価は動くのか?を解説

皆さん、なぜ株価が動くのかっていう事を気にされたことありますでしょうか。

自分はまだまだ勉強中の身ですが、オリバー・ベレスの著書「デイトレード」を読んでいて「なるほどなぁ」と思った点があったのでシェアさせて頂こうと思います。

それは「短期投資と長期投資では株価変動の要因を分けて考える必要がある」のではないかという事です。短期的には「バンドワゴン効果」、長期的には「企業業績、経済、、、などいわゆるファンダメンタルズ」が要因ではないかという事です。

「株を始めようかな」、「何か最近行き詰っているな、、、」という方のご参考になれば幸いです。

なぜ株価は動くのか?

「なぜ株価は動くのか」とググってみるとまず出てきた回答は、

”「企業業績」、「世界や日本の政治・経済の動き」、「市場内部要因」、「その他」、「景気や金利」の変動が要因になり、、、”というものでした。

しかし自分にはしっくり来ないんです。

なぜなら何年も利益を出して、配当も悪くない銘柄なのにびっくりするほど株価が落ちている銘柄が存在するからです。例えばBIG(BIG CAMERA)2013年~2018年まで上下はあるもののの十分に利益を出しながら2019年の株価は2016年と比べて今や5分の1程度、、、。

タイ株市場そのものが落ちているのもありますが、タイの経済はそんなに悪くないはずですし、何か悪いことをした気配や株を分割したとかも無さそうですし、、、正直謎だらけです。しかもこんな事になっているのはこの株だけではないんです。

が、そんな自分にとって妙に納得できた回答がデイトレードという本には下記のように書かれていたんですね。

  • 「株価の上昇を招く力は、この世にたった一つ、それは単純に売りを上回る買いの存在のみ」
  • 「証券会社や投資銀行が求めるのは値上がりそのものではない。彼らの唯一の目的は鞘を取ることである」
  • 「バンドワゴン効果」

要するに

  • 「買い」が増えれば株価は上がる、経済指標・ニュースはあくまでその引き金である
  • 株価が上がるほどの「買い」を出せるのは証券会社や投資銀行のみで、彼らがトレンドの方向性を支配している
  • 上昇トレンドの流れをつくり「一般人、競合投資銀行、競合証券会社」が価格上昇の勢いに乗ってきた所で「売り」を入れ利確、今度は「売り」のトレンドを作り下降の勢いが増した後で「買い」を入れ利確という事を意図的にしている

という風に解釈したのですが、皆様いかがでしょうか。

組織に所属するトレーダーはいってもサラリーマンです。それを考えると常にパフォーマンスを発揮しないといけないはず、なので資金力を活かし「一般人、競合の投資銀行、証券会社」を陽動することで利益を重ねるのが生業なんだろうな、と一人で納得していました。

いや、でもアップル株の株価、「販売台数 非公表」で下がってるけど

デイトレードという本を読んで以来、これももしかして「悪いニュース」を引き金にした「投資銀行や証券会社」による「陽動作戦からの鞘取り合戦の結果」だったりしないだろうかと考えるようになりました。

一般の方も知っている企業ですし、ニュースにもなりましたから一般の方の「売り」がさらに「売り」加速させたんじゃないだろうかとも思っています。そもそも業績は良かったらしいですから「その他の要因」による下落だと思うのですが、、、だいたい「その他の要因」って「何?」って思う訳です。

ま、自分も正直良く分かって無いので本の知識に侵されたヤツが勝手に妄想してると思って頂ければと思います。

「バンドワゴン効果」って何?

ウィキペデイアによるとバンドワゴン効果について下記のような記述がありました。

バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、bandwagon effect)とは、ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊[1]であり「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗る[2]という意味である。経済学政治学社会学などで遣われる。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AF%E3%82%B4%E3%83%B3%E5%8A%B9%E6%9E%9C

バンドワゴン効果 – Wikipedia

要するに、流れができるとみんなそっちに乗ってしまう、という事ですね。

有名な某ブロガーさんが「ユーチューバーになる!これからはユーチューブだ!」と言って、多くのブロガーさんが「やっぱりそっちだよな」と思ってユーチューブも試す感じに似ているかも知れません。時流に乗るということはビジネス的には重要な事ですもんね。

株のトレードに当てはめても同じで、明らかな上昇トレンドなのに乗らないのは損だと思います。逆もしかりで、明らかな下降トレンドなのに「底だ!」と信じて「買い」を入れるのも損だと思います。ちなみに自分も何回もやらかしますが、、、。

で、このトレンドが「誰かの意図と操作によって、何か目的を達成するために作られたものだとしたら、、、」というのが株における「バンドワゴン作用」を理解するポイントだと感じています。

株のトレンドが出る時は「まずプロが動き」→「次にセミプロが反応」→「最後に普通の人が追いかける」という構造になっていると本に書いてありました。

つまり「我々のような普通の人が動くタイミング=プロとセミプロに高値を掴まされるタイミング」と言えそうですね。まさにトレンドに乗っちゃった(後乗りしちゃった)結果、高値を掴まされる結果になるという事です。じゃ、どうすれば巻き込まれないよで済むのか、という点については自分がもっと勉強して皆様にシェアできるようになりたいと思います。

しかし著書「デイトレード」の著者「オリバー・ベレス」ってスゲーって思いました。

ちなみに短期トレードって「お金を掛けた心理ゲーム?」と思ったのは私だけではないはずです。

まとめ

ということで「なぜ株価は動くのか?」に初心者が納得した回答、という事で投資初心者が妙に納得した回答をご紹介させて頂きましたがいかがだっただったでしょうか。

一般的に言われている「企業業績、経済、世界状況、金利、、、」がというのも株価を上下させる要因であるのは間違いないと思います。ただ、この考えがバッチリはまるのは年単位で資金を運用する長期投資なんだと思っています。

一方、株価が短期で変動する要因としてはこの「バンドワゴン効果」がまさに当てはまるのではないかという事で、自分はスッキリしました。

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